この前の休日、湯河原町内でたった一軒の本屋に行きました。
「好文の木」。
こちらは書籍や雑誌のほかに、文具や駄菓子なども売られ、
子どもから年配の方まで幅広い年代の方が訪れます。
市街地やショッピングセンターに行けば大型書店があり、
またインターネットのワンクリックで購入した本が自宅に届き、
そればかりか、電子書籍で今すぐにでも読みたい書物が読める時代。
でも町の小さな本屋さんには、大きな魅力があります。
訪れるとほっとするというのか、くつろぎを感じます。
紙の本を一頁ずつめくる感触も好きです。
私が子どもの頃、祖母が書店を営んでいました。
商店街の一角、狭い間口に3列ばかりの書棚が奥に続く、本当に小さい本屋でした。
「好文の木」はもっと広いですが、ここに来ると祖母の書店を懐かしく思い出します。
こちらは古本も置かれていて、掘り出しものを探すのも楽しみの一つです。
うちの子どもは、コミックのお目当の巻が古本で出ていないか、
お小遣いを握りしめ目を皿にして探します。
この日、私は古本を2冊買いました。
『ストロベリーライフ』は、静岡のイチゴ農家を舞台にした話で興味を持ちました。
毎日がバタバタで余裕がなく、しばらく小説から遠ざかっていましたが、
読書の秋を少しづつ楽しみたいと思います。